ATH-W3000ANV
(2011/11/19)

漆塗りの５０周年モデル。どんなもんでしょうか。

【グラフ１】インピーダンス（W3000ANV装着時と非装着時）

それなりにレゾナンスが存在しています。チャンバーでの共鳴やら分割振動によるものでしょう。

【グラフ２】周波数特性（W3000ANVとHD650の周波数特性比較）
※インピーダンスの測定でレゾナンスが発生しているポイント「↓」では、音圧特性も乱れていることが分かりましょう。
　　　　　
自分としては、試聴時の印象ほどにはスムーズな周波数応答ではない様子。
特に2kHz以上は音圧の山谷がほぼ2kHz周期で表れており、変動も±5dB以上とそれなりに大きい。
（とはいえ密閉型としては、まあ普通のレベルではないかと思う。）
聴覚上はこのグラフで想像するほどには中高域の山谷の変動は気にはならないが、多少クセは感じるのではないかとは思う。

個人的には派手目な音に聴こえて結構好きなのですが、もうちょっと応答はスムーズにならないかなあ・・・と思ったりします。


TOPへ戻る