秋葉原 / 牛丼専門店 サンボ
2010/6/27新規追加
【写真1】店外観
秋葉原に昔っからある牛丼屋。
最も賑わっている中央通りから1本脇に入ったところにあり。(地図) (ストリートビュー)
それなりに伝説のある店だが、果たして真相は・・・
【店内】
店内はカウンター、テーブルを入れて20人くらいのキャパかと思われ。
いかにも古びていて綺麗な店内とは言いがたいが、不潔な感じではない・・と思う。街の普通の大衆食堂といった感じ。
6月末であり、店内少し暑い。どうもエアコンは無い様子で、カウンター席の裏で「SummerLife」と書かれた三菱電機の年代モノの扇風機が回っている。
扇風機だけのせいかドアも開いてる。
有線放送やラジオなどは一切鳴っておらず、店員の声以外は、扇風機と厨房のチャッチャという調理の音だけという感じ。
厨房は、上の写真で言えば、入り口の右側にあり、以前のご主人の後任の人(息子さんか?)、小刻みに体を動かしながら牛丼を作っています。
給仕は昔からいるおばちゃんの他、若めの女性1名。
【伝説】
このお店には、
「無言で殺伐とした雰囲気の店内」
「携帯やヘッドホンをつけていると怒られる」
「おばちゃんが極めて無愛想」(ツンデレ説・・はありません。)
・・・といったような伝説がありますが、結論から言うと普通の大衆食堂と同じ程度で普通だと思います。
確かに一部は事実と合致する部分はありますけれど、伝説は誇張されすぎです。
携帯電話(張り紙あり)や、ヘッドホン禁止なのは事実ですが、(音がうるさいのがNGとしている理由と推測)
牛丼という一種のファストフードなお店で、かつ秋葉原の濃い所のど真ん中にある店なため、
男性ばかりが黙々と食べる一種独特な雰囲気にはなりがち。
ですが、言われるほど殺伐とはしておりませぬ。
また、入店時の「いらっしゃいませ」や支払い時の挨拶も普通にしてくれますから、別に無愛想ってこともないと思います。
【おばちゃんとバイト風女性給仕さんの会話】
給仕の合間にドア付近から外を見ながら雑談
「あの服かわいい。」
「さっきの人のマツゲすごい。バサッバサッって。何枚つけてるのかね。」
・・・てな感じ。
おばちゃん1名時よりも殺伐度はグっと下がっているように思われ。
といったように、結構普通の大衆食堂風(牛丼だけですが)。
俺評価:
10年くらいの間に5〜6回行き、「牛丼(並)」400円、「お皿」450円を食した結果を以下に記す。
(「お皿」はライスと、牛肉にシラタキと焼き豆腐が追加されたすき焼き風の別皿が供されます。)
なお土日11:30〜17:00くらいの時間帯に行きましたが、概ね3〜5割の客の入り。
混んでて入れない、ってことはありませんでした。
ちなみに女性客には1回も遭遇せず。・・・ワオ。
【待たされない度】 4.0
注文後1分前後。(牛丼で40秒くらい。お皿で1分くらい)。早いです。
【具】 3.0
総じて味は普通。量は多い。
タレは若干甘口と思うが、味の濃さは普通かと。(10年くらい前に食べたうっすらとした記憶では、もう少し色合いや味が薄かったような気がします。)
ただし、開店後の比較的早い時間帯(特に12時前)の場合、ワインのアルコールが飛びきらずに少しアルコール臭さ(&酸味)を感じるケースが多いので若干注意。
(・・・といっても入店時間を遅めにするくらいしかテがありませんけれど)
牛肉の量は多い。チェーン店のそれと比較すると1.5〜2倍くらいはありそう。硬くはなく普通のB級牛丼の肉という感じ。(オージービーフらしい)
(煮込み具合にそれなりにムラがあるので、当たり外れはあります。しかしこれはチェーン店系でも同じことだと思います。)
タマネギは少し大きめカットで歯ごたえがあって良いのではないかと。
まれに「お皿」の場合、椎茸の小片(かなり細かい)が入ることはあるがレアケースのように思われ。
【ライス】 2.5
少しやわらかめ。
量は多い。「並」でもチェーン系の大盛りくらいありそう。
【薬味関係 他】 2.8
普通+α。
夏は冷たいお茶が出される点はナイス。
テーブル上の薬味類は、七味、紅しょうが(色の薄いタイプ)で普通。
【総合】 3.0
古くからある大衆食堂風。(他は神田食堂くらいか?)
味は普通のB級な牛丼。量は多い。
すき焼き風の「お皿」は特色があって良いと思う。
半年に1回くらい、買い物ついでに入って、煮込みの当たり外れ具合をチェックしつつ食べてもいいかな?
・・・って感じです。