ジッター測定用のテスト信号ファイル(.wav)置き場
(2010/11/28)

BBSにてmorrisさんに教えていただきました
以下のサイトを参考に、24bit版のジッター測定用のテスト信号.wavファイルを作って、FFTで見てみる。


(1)FIDELIX社のサイト内:
http://www.fidelix.jp/technology/jitter5.html
(2)MSB Technology社の技術報告(pdf) 「Method for measuring low jitter levels in digital-to-analog converters」:
http://www.msbtech.com/support/JitterPaper.pdf

要するに、44.1kHzの1/4の周期(11.025Hz)の大きな信号に、
1LSB分の(最小1bit!)の振幅にて矩形波状のモジュレーションを加えたもの(周期1/192Fs=44.1k/192=229.6875Hz)、というテスト信号だそうな。

両サイトを参考に、24bit版のテスト用信号(.wav)を作りました。
34秒ほどの長さです。
【注意!ファイルサイズ9MBと大きいです。】

Stereo_44k24bit_TestSignal_11.025 kHz modulated by theLSB at 229.6875 Hz.wav

※ESET Smart4によりウィルスチェック済み。(ウイルス定義データベースバージョン5653(20101127))


このテスト信号ファイル(.wav)をFFTにかけたの図
(右)ARTA/(左)DigiOnSound5それぞれで、wavファイルをFFTにかけてみました。

16bitのテストシグナルと比べると、ノイズフロアが30dB以上小さくなっています。
ARTAの結果は上記の論文に記載のFFTの結果(Fig. 3A)に近いといえば近いのですが、演算の精度がココまで来ると足りていない様子(24bitの1LSB)。
右のDigiOnSoundのFFTの方は16bitと同様に綺麗にスペクトルが並んでいます。

まあ、測定するにしても16bitのwavで十分だとは思いますけれど。なんかガチな方はどうぞ。


<参考>【44kHz、16bit版テスト信号】

(右)ARTA/(左)DigiOnSound5それぞれで、wavファイルをFFTにかけてみました。



以上