Victor HA-FXC71
(2010/6/20)


<写真マダデス>

俺ひとくち感想(妄想入り)

・低寄りの派手目なドンシャリ風ですが、なかなか素直な特性のご様子で好印象。

・トップマウントなるドライバーの搭載方法は、非常にユニークでなかなか合理的。おもしろい。

(鼓膜を痛めないようにゆっくり抜き差ししないと危険ですが)
 ER-4などのトリプルフランジの深さを目指して(そこまでは無理ですけどね)、
 ギュっと耳の奥まで入れると、低域の質感アップを実感できます。

・高い密閉度に耐えられるように振動板をもう少し硬くしたりといった工夫は必要なのかもしれませんが、
 ドライバ径をもう1回り小さくして、先端をトリプルフランジかソフトフォームなんかにして、
 もう数mm外耳の奥まで入れられたら、もしかしたらもっとよくなったりして・・・・・・なんて妄想入っちゃいます。

 (どこまで耳の奥まで入れたらグーなのかは、こちらの山米舛さんのBLOGを参照。すごい知識!)


【グラフ1】周波数特性

うむ。ドンシャリっすね。
どちらかと言えば低音寄りのドンシャリかと思います。

また、周波数特性は旧型のHP-FXC70とよく似てます。個体差+αってくらいに似ているように思えます。
旧型同様に3〜4kHzあたりの10dB程のピークの具合からすると、歯擦音がわずかにきつそうな予感あり。

8.5kHzあたりの大きなピークの周波数は、カプラに依存するところが大なのですが、自分の耳では7.5kHzあたりが特にキツさを感じました。

とはいえ、全体的には、なかなか素直な特性とお見受けします。
(まったく個人的な好みでいえば、5,000円でこの特性なら上出来だと思うですよ。うん。)

【グラフ2】インピーダンス 
HA-FXC71  HP-FXC70(旧型) 
   

旧HP-FXC70では1230Hz近辺に少し大きめの異常なピークがありますが、(周波数特性と見比べましょう)
HA-FXC71の方はそういうアノーマリは少なくなっている点は、もしかしたら品質は上がっているのかも・・・個体差でなければいいんですが。(ただし1900Hzあたりには少し山谷ありマスけどね)

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