audio-technica ATH-CKS70
(2009/11/3新規追加)
【写真1】audio-technica ATH-CKS70外観 (右はATH-CKM70)
L/Rの色分けが分かりやすくていいっすね。シャフトのとこ辺りにも色つけて欲しいなあ。
右のピカピカなのはATH-CKM70でなんとなく型式が紛らわしい筆頭として並べてみました。
「シーケーエスナナジュウ」と「シーケーエムナナジュウ」であります。
俺イヤーによるひとくち感想: 全体: かなり低音寄り。・・・ちょっと低音出すぎかなあ。 しかしながら、中高域は大人しめで少しばかりLo-Fi調にもきこえるものの、比較的自然な部類のように感じました。 低域: 低音は、さすがにこの量ではキックやベースはボヤケた音だが、聞き苦しい歪み感が少ないのは幸いか。 中域: ボーカルはやや太めでヌケが悪い。低音に埋もれてコモった感じに聴こえるがイヤな音ではない。サ行のキツさは少なめと思う。 高域: シンバルなど金物は比較的地味で、倍音が伸びきらず金属感が希薄。スネアの粒状感もあまり感じとれない。アコースティックギターもかなり太めだが鮮やかさはなんとか最低限はある。ハイエンドの伸びは今ひとつでまあ普通程度か。 |
【グラフ1】 audio-technica ATH-CKS70 vs ATH-CKM70の周波数特性比較 (stimuli=LogChirp@48kHzSampling,64kLength) 赤:ATH-CKS70、青:ATH-CKM70 |
【グラフ2】audio-technica ATH-CKS70のインピーダンス (非装着時) |
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![]() DC抵抗は17.4ohm程度。 2.4kHz、および4.4kHzあたりに共振あり。周波数特性との関係性は比較的明確のようです。 |
なんだか間違えやすい型式の2機種ですが(俺だけか?)、音の傾向は相当に異なることが分かる。間違えないように!
こと500Hz以下の低音については正反対(?)とも言えそうな傾向。
CKM70の周波数特性(青)は正直あまりよろしくないようにも思えます。
低音は音圧落ちすぎですし、2kHz弱と、5kHz強の2つのピークが泣き別れになって中高域のクセが大きそうです。
対してCKS70の方は(赤)低音は出すぎですが、中高域は結構素直な様子が見て取れます。
(ただし8kHz前後の音圧の落ち込みとによってか、高域は地味に聴こえます。)
ボワついた低音が嫌いな場合イコライザ(例えばipodではBass Reduceなど)なんかで低域を落とすことで比較的調整が容易な点もよろしいように思われ。
ついでに8kHz前後もちょっぴり持ち上げたいところ。
個人的にどっちが好きか?といわれたら、CKS70の方が好き!と即答いたします。
きっと。型式間違えなければ。