audio-technica ATH-CK90PRO
(2009/9/10作成)2009/9/13一部内容追記

【写真1】audio-technica ATH-CK90PRO外観


俺イヤーによるひとくち感想:

どちらかと言えば低音寄りで高音控えめ感。
周波数特性に変な凸凹感は無く比較的素直だが、ハイエンドが今一歩伸びきらず、自分は若干ローファイ風に感じてしまいました。
あえて言えば、サ行のキツさも少なく全体的にまったり柔らかめなのは美点といえば美点か。
後、とっても単純な事ですが、赤青でしっかりLR表記があるのは個人的に好感度高し。



【グラフ1】 audio-technica ATH-CK90PRO vs ER-4Pの周波数特性比較(stimuli=LogChirp@48kHzSampling,64kLength)
赤:ATH-CK90PRO、灰色:ER-4P


おそらく4kHz前後の量が相対的に少なめなせいかと推測しますが、プレゼンスというか鮮度が若干悪く、自分は若干ローファイ風な印象を持ってしまいました。

 【グラフ2】CSD audio-technica ATH-CK90PRO
CK90PRO(左:2.46msec/30dBレンジ、 右:24.6msec/50dBレンジ)
   

レゾナンスが比較的少なめに見えます。この点では結構いいかも?
周波数特性としても急峻なピークが比較的少ないことからも、過渡応答もそれなりに素直なものになっていると思われ。



【グラフ3】インパルス応答波形 audio-technica ATH-CK90PRO vs ATH-CK10

ATH-CK90PRO
ATH-CK10

CK10の方はインパルス応答の収まりが悪く、高域が少しピーキーな感じがなんとなく波形に現れておるうように思われ。
それに比べればCK90PROはそれなりに素直に見えます。
(・・・でも自分は「どっちが好きか?」といわれれば明瞭さの点からCK10の方が好きなんですけどね。はは。波形見ただけじゃ大雑把なことしかわかんないもんですねん)


【グラフ4】インピーダンス audio-technica ATH-CK90PRO


1.9kHz弱と、7kHzあたりに共振ピークあり。このあたりが低域、高域それぞれのドライバの共振点かしらん?
4kHzあたりはちょうど中間の点で(クロスに設定しているあたりか?)このあたり音圧が低くなっている原因かも。
2Wayらしく位相も複雑な形になってますねん。


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