SONY MDR-MA900
(2012/4/15)

改め

フルオープン祭り・オブ・ザ・デッド


・・ということで、MDE-MA900を含むフルオープン3機種を測ってみたヨ。(MDR-MA900、MDR-F1、AKG K1000)

こうしてみると、フルオープンの最大の弱点は最低共振周波数(f0)以下での歪率が大変悪い点であると思うのことよ。

(これは、低域の音圧を稼ぐために振動版の変位を大きくとらざるを得ず、よって非線形歪みが大きくなってしまっているのでありましょう。たぶん。)


インピーダンス
※CLIOWINfwで測定

SONY MDR-MA900  SONY MDR-F1  AKG K1000 
     

SONYの片だしのヘッドホンは渡りのケーブル分、右chのインピーダンスが1Ω弱程度高くなる傾向があるようです。



周波数特性

SONY MDR-MA900  SONY MDR-F1  AKG K1000 
     

MDR-MA900の周波数特性はナカナカ良い感じに見える。



歪率(%)(100dB SPL@1kHz)

SONY MDR-MA900  SONY MDR-F1  AKG K1000 
     

オーマイガッ!意外と酷いぞ低域の歪率。
測定時の100dB SPLというのはかなりの大音量なので、実際の使用においてはココまで酷くはならないと思いますが・・・
それにしてもフルオープン型のf0以下の歪率は10%程度までにも達しており非常に悪い。
この3機種の中で、あえて言えばMDR-MA900が比較的マシですが、大同小異な感じです。


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