SONY MDR-Z1000

【改訂履歴】
(2010/11/4新規追加)
(2010/11/5:【グラフ1】中のミス修正
 @「(Lch)」「(Rch)」のキャプションが反対だった誤記訂正。
 ALchとRchで各々1kHzで0.0dBとなるようノーマライズしていたが、RchはLchのノーマライズ値を適用するように変更した。
  この変更により、LchとRchの相対的な音圧の差異が分かるようにした。
  (従ってRchについては、1kHzで正確には0dBにノーマライズしない)
 


Dual channelの測定テストを兼ねてます。

ですので、他のページとは測定方法が少し違ってます。
結果は大して違わない気もしますが。


・サンプリング:48kHz/32bit
・再生:m902(TOS)
・録音:RealtekHD(フロントマイク)+バイノーラルマイクSP-TFB-2(俺頭装着)
・測定方法:ARTA 1.61 LogChrp (Semi-Dual channel method)



【グラフ1】周波数/位相

HD650も同様のSemi-Dual channnelで測定しなおしてます。・・・あんま変わらんですね。

それはともかく、MDR-Z1000は、グラフで見る限りは、以下のような予感。
 ・全体的には低音寄りの音調。
 ・それほど大きいとはいえないけれど、それなりのクセはありと思われ。
 ・ローエンドはそれほど伸びてはいない。ピークは100Hz前後。
 ・300Hz弱の音圧の落ち込み(ディップ)はL/Rchで差異あり。Rocking motion発生の予感。
 ・4〜5kHzのディップは10dB程度とそれなりに大きいようで、ボーカルの明瞭さなど、鮮度が若干落ちるかも。


以上が適当なグラフの感想。


次にインピーダンスを測定。
測定はCLIOfw(@48kHz)

【フラフ2】インピーダンス(装着時)Lch/Rch

インピーダンスは大きなピークが2つあり(66Hzと1.9kHz)、とても特徴的。
位相反転型スピーカーのインピーダンス曲線に似てます。

それ以外にも、1.5ΩもL/Rchでインピーダンスが違っていたり、
270HzのRocking motionが疑われるところに、きっちりピークがあったりもします。
MDR-CD900STも300HzあたりでRocking motionしてましたね。

これらが、周波数特性にどんな影響を及ぼしているのか、見比べると面白いんじゃないかと思います。



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