audio-technica ATH-CK100PRO
(2011/1/29追加)

オーディオテクニカのハイエンドイヤホン(実売4万円弱くらい)。3WayのBA機。
「オーディオテクニカ」ってーと個人的には「高域寄り」。ものによってはやや過剰なくらい・・・ってイメージなのですがこれはどうでしょー?

【外観】

ピカピカの金属筐体。
ケーブルは着脱できるらしいけれど、ゴツくなって
耳への収まりは少し悪くなったように感じたのは残念。

【グラフ1】周波数特性
※測定環境(マイクEarthworks M30 +カプラー内径7mmφ×21mmシリコンチューブ + マイクアンプSONY XLR-1 + ライン入力CreativeSB1240 + ソフトARTA1.71)
ER-4PTと比べると、概ね500Hz以下の低域と、5kHz〜12kHZ辺りの量が多く、ややドンシャリ風味
特にに高域が目立ち、7kHzあたりではER-4PTよりも10dB以上音圧が高い。
おそらく
ボーカルの「サ行」はキツめに感じる人も多いのではないでしょうか。
それなりに「オーディオテクニカらしい」特性に思えました。(あたりまえか)
個人的にはあんまり好きではないんですが、好みもあるでしょうしゴニョゴニョ・・


【グラフ2】インピーダンス特性
※測定環境(CLIOwin8)

3wayのBAドライバーであり、インピーダンスの曲線は複雑で、かつ起伏が大きなものです。
8kHz前後で5Ωまで下がっているので、
アンプの出力インピーダンスによって、周波数特性はそれなりに大きく影響を受けることでしょう。


【グラフ3】歪み率(1/6octaveステップ、dB表示)
※測定環境(マイクEarthworks M30 +カプラー内径7mmφ×21mmシリコンチューブ + マイクアンプSONY XLR-1 + ライン入力CreativeSB1240 + ソフトARTA1.71 STEPS)

THDは100dB SPLという大音量でも、全帯域に渡って概ね-50dBつまり0.3%以下であり、良好と言えましょう。


【グラフ4】インパルス応答(vs.ER-4PT)
※測定環境(マイクEarthworks M30 +カプラー内径7mmφ×21mmシリコンチューブ + マイクアンプSONY XLR-1 + ライン入力CreativeSB1240 + ソフトARTA1.71)
シングルBAで、かつ低音の量が比較的抑え目(?)なER-4PTの素早い応答&収束具合と比較すると、
CK100PROの応答はやや見劣りしてしまうようですが(これは仕方ない・・)、3wayとしては悪くないものではないか?と個人的には思います。


以上


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